企画紹介

母の味

昨年11月19日最愛の母との哀しい別れがありました。
大好きな母との別れは自分の身を切る想いでございます。
いつもたくましく・明るく・元気な母。

そんな母に昨年春 がんが見つかりました。

母は自分のいのちがいくばくもないことを悟ってたのでしょう。
闘病中ではありますが、体調のいい日はいっしょに台所にたち私にたくさんの味を教えてくれました。

いなりすし、かしわめし、なすとゴーヤのみそいため、煮ぐい(博多の筑前煮)、あんこの作り方、魚の煮つけなど、
母の味と言えば・・・魚の煮つけ・野菜の煮つけ・漬物・色は茶色のオンパレード。

ハイカラなおかずが食べたいと何度も懇願したことを懐かしく思います。

だからでしょうか。
私が仕事で作る料理は茶色のおかずコンプレックスだったのか、おしゃれな西洋料理に憧れきれいな彩りに重きを置いたものばかりでした。

実家へ戻るたびに普段は当たり前に感じ、ほとんど気に留めなかった、台所や冷蔵庫の品々を改めてひとつひとつ確認しました。
味噌、梅干し、漬物、かき餅・・・。母の生きた命の証を眺めながら、改めて母の愛の大きさを知り、母の偉大さを感じ、号泣しました。

母の味を一つ一つかみしめながら、母の遺してくれた想いを引き継ぐ決心をしています。

意識がほとんどない母の傍でめそめそと泣いていると、母は急に<泣いたらだめ!>と強く言いました。
これからも明るく幸せに生きなさい。
最期の会話で母はそう言い残してくれました。

母と娘の時間は優しくそして穏やかに過ぎていきました。
何が大事でまたなにを大事にしなくちゃいけないか。

「母から伝えてもらったことすべてを次世代へ伝えよう」と心を新たにしています。

そんな背景も重なって今年からの活動はいたってシンプル。

テーマはおかあさんの味。

料理とはぬくもりや愛情であるという味覚とは直結しない感覚で記憶に残る<おいしさ>を伝え続けて参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

幾田 淳子

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